今まで住んでいた家を売却したいと思ってはみたものの、シロアリを見つけてしまってどうしたものかとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また中古住宅を購入する側からしたら、シロアリ被害のある物件とわかれば不安を感じてしまいます。
今回の記事ではシロアリによる被害とは実際にどんなものか、おすすめの売却方法や注意点について解説します。
シロアリ被害を受けた家の売却への影響とは
シロアリはアリと勘違いされることが多いのですが、実はゴキブリの仲間です。
種類に関係なく水分を含んだ木材を好むため、木造住宅はシロアリにとっては餌になってしまいます。
ですから、雨漏りをそのままにすると繁殖してしまう可能性が高くなります。
さらに、コンクリートにも影響があるため、鉄筋コンクリート住宅であっても注意が必要です。
問題は、耐震性や耐久性が低下してしまうため、資産価値が下がってしまうことです。
そのため、物件を売却するのであれば、シロアリ対策をおこなったほうが良いでしょう。
シロアリ被害の家を売却する方法
シロアリを早期発見できたのであれば、できるだけ早く駆除し、不具合部分を修繕したうえで売却する方法があります。
しかし、駆除や修繕の費用が売却価格よりもかかる可能性があるので、不動産会社に相談したうえで話を進めましょう。
また、建物の価値がほぼないぐらいの大きな被害の場合には、修繕をせずに土地の資産価値のみの「古家付き土地」で売却する方法もあります。
古家付き土地で売却するとなると、建物に不具合があったとしても売主は契約不適合責任(契約内容に適合していない場合、売主が買主に追う責任)を負わなくて良いところが大きなポイントです。
建物の劣化が激しいようであれば解体して、更地にして売却する方法もあります。
一方で、解体費用は売主負担になるため、自己資金から捻出できるかどうか検討しておきましょう。
シロアリ被害の家を売却するときの注意点
押さえておきたい注意点としては、シロアリ被害があることを、隠さないで買主に告知しなければならないことです。
告知しないままにしておくと、契約不適合責任を追及されるおそれがあります。
また、事実を知らない不動産会社も、責任を問われたり行政処分を受けたりする可能性もあります。
次に、傷んだ箇所の修繕やシロアリ駆除をして価格を下げたとしても買主が見つからないこともあり、時間がかかるかもしれません。
なぜなら、シロアリ被害を受けている物件に不安を感じる方が多いからです。
したがって、価格を下げたからと言って、すぐに売れるわけではないのです。
まとめ
シロアリ被害のある家や、また駆除した後だとしてもボロボロになっている場合は、なかなか売れにくいのが現状です。
しかし、売り方を変えてみると、売れる可能性も出てきます。
シロアリ被害にあった不動産の売却を検討されている方は、不動産会社とよく相談して、最善の方法を探してみましょう。
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