理想のマイホームを探す際に、「今まで誰かが住んだことのある家は嫌だ」と中古戸建てをマイホームの選択肢から外している方も多いのではないでしょうか。
実は中古戸建ては、設備も十分新しく、さらに新築よりも立地条件などが良い物件に住める可能性もあります。
ただし、中古ならではの注意点等があるのも事実。
この記事では、中古戸建てを買うときの注意点とメリットを一通りご説明します。
購入目的で中古戸建てを探す際の注意点と内覧のポイント
まず中古戸建てとは、築年数が2年以上の物件または今までに人が住んだことのある物件のことを指します。
築年数があまりたっていない物件や、人がほとんど住んでいない場合はキレイな状態のまま購入することができますが、すでに居住されたものに関しては劣化が進んでいたりするかもしれないというリスクがあります。
特に水道やトイレの配管などの水周りの部品は劣化しやすい部分であるため、物件を見学される際は水周りの部品が腐敗していないか探すようにしましょう。
水周りだけでなく、壁にクロスの剥がれやひび割れが起きていないか、さらにドアや扉の開け閉めがスムーズにできるかどうかなど一通りの確認も必ず行ってください。
もう一つ注意点として、購入予定の中古戸建てが築20年以上の木造一戸建てである場合は、住宅ローン控除が受けられません。
中古戸建て購入時に住宅ローンを組む予定の方は、築年数を確認するよう心がけてください。
さらに、築年数が古い物件は老朽化が進んでいる可能性が高いため、あまり古い物件を検討されている方はその分だけリスクが高いということを念頭におくようにしましょう。
注意点を踏まえて中古戸建てを購入した際のメリット
次に、中古戸建てを購入した際のメリットをご紹介します。
まず一つ、新築と比べると価格が安いことです。
金額が一緒であれば、中古戸建ての方が大きい家や、立地のグレードが高い家を購入できるというメリットがあります。
さらに、購入前に実在している家自体を見て選べます。
新築物件の図面でイメージするものとは異なり、購入後の生活のイメージがしやすいというメリットがあるのが魅力的です。
また、家の中だけでなく購入後の生活環境も事前に想定することができます。
更地に物件を新築する場合、近くにどんな人が引っ越して来るかわからない、といった不安がありますが、中古住宅ではそこに引っ越しても大丈夫なのかどうか判断できるメリットがあります。