不動産を購入するなら、具体的な流れを知っておくと手続きをスムーズに進められます。
物件選びには時間がかかりますから、失敗しないように事前準備は欠かせません。
そこで今回の記事では、不動産購入の具体的な流れを確認していきましょう。
不動産購入の流れ:物件探しから内見まで
不動産購入における最初の流れは、物件選びです。
情報を集めて内見・見学をし、希望にあった物件の売買契約を締結しましょう。
<物件探しと資金計画を立てる>
インターネットやチラシなどを活用し、物件探しをしましょう。
また不動産会社へ直接問い合わせれば、売り出したばかりの物件を紹介してもらえることもあります。
物件探しの際、同時に資金計画も立てておきましょう。
物件購入にあてられる予算を決め、住宅ローンを利用する場合は借り入れ可能額も確認してください。
また、住宅ローンの事前審査や本審査に必要な書類なども、このときに確認しておくとその後の流れがスムーズです。
<内見をする>
気になる不動産を見つけたら、内見します。
内見までの流れとしては、事前に不動産会社へ予約をしておきましょう。
気に入った物件が見つかったら、購入申し込みをします。
人気物件の場合はすぐにほかの買い手が現れるので、内見時に申し込むのがオススメです。
また買いたい物件が決まったら、住宅ローンの事前審査を申し込みます。
事前審査の結果は、数日から1週間程度で出ます。
不動産購入の流れ:売買契約から引渡しまで
不動産の購入申し込みをしたら、重要事項の説明を受けて売買契約を締結します。
なお売買契約締結時に、手付金(購入代金の10%から20%)を支払います。
売買契約締結後の流れは、以下の通りです。
<住宅ローンの本審査へ進む>
売買契約に合わせて、住宅ローンの本審査へ進みます。
本審査には10日から2週間程度かかるので、融資実行までは時間がかかる点に注意してください。
万が一審査に落ちたり他社へ申し込みし直したりする場合にそなえ、住宅ローン特約を付加しておきましょう。
住宅ローン特約の期限は1カ月が一般的なので、1カ月以内に本審査を通過できるよう準備を進めてください。
<購入代金を支払い物件の引渡しを受ける>
購入代金の支払いと物件の引渡しは同時なので、住宅ローンの融資実行はその前までに行われるようにスケジュールを調整しましょう。
そして物件の引渡し後は、不動産の所有権や抵当権の登記手続きをします。
まとめ
不動産を購入するなら知っておきたい、物件探しから引渡しまでの流れを解説しました。
住宅ローンの手続きも並行して進めなければならないため、スケジュール管理をしっかりと行うのがポイントです。